「健康診断に基づく土壌病害管理(ヘソディム)」においては、これまで、多くの県の方々により作成されたマニュアルを基に、各地で取り組みが進み、一部の地域では、県・JA・生産者の連携により、病害の発生が激減した事例が報告されています(對馬、日本植物病理学会北海道部会)。さらに、現在、農林水産省委託プロジェクト(2017年開始)では、AI(人工知能)を活用してへソディムマニュアルを強力に支援するAI技術の開発も進められています。しかし、忘れてならないのは、へソディムの普及には、こうした取り組みに加え、それを常に支える多くの関連事業が必要であるということですが、この事業化についてはまだ始まったばかりで、多くの課題が残されています。
そこで、今回は、「事業化」に焦点をあて、当NPO法人の賛助会員から現在取り組んでいる2つの事業化について現状を報告してもらい、その課題等を整理することにしました。事業内容は、圃場の発病助長性や抑止性を評価する「DRC診断受託」と、現在試行的に進めている「へソディム指導(コンサルタント)」です。へソディムの普及戦略のキーワードの一つである「科学的アプローチ」を念頭に、参加者の皆さんとそれぞれの事業の内容、課題等について議論し、今後の事業化の推進に役立てていきたいと考えています。参加ご希望の方は事務局にメールで参加申し込みをお願い致します。
第6回「ヘソディム (健康診断に基づく土壌病害管理)」講習会
-生産者・営業担当者・普及担当者の方々へ―
日時:2018年12月21日(金) 14:00~17:00
場所:株式会社建設技術研究所 B会議室
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町 3-21-1 (日本橋浜町Fタワー)
http://www.ctie.co.jp/company/map/office_map_head.html
主催:特定非営利活動法人 圃場診断システム推進機構
共催:株式会社CTIフロンティア
プログラム:
1)へソディムにおける2つの事業化の意義 -ミニ「仮説検証」講習-
特定非営利活動法人圃場診断システム推進機構 理事長 對馬 誠也
2)DRC 診断(圃場の発病助長性・抑止性診断)受託事業の紹介
株式会社CTIフロンティア 取締役 野村 奏史
3)指導事業の現状報告
-長野県原村におけるブロッコリー根こぶ病菌密度分析結果と処方について-
株式会社CTIフロンティア 取締役 野村 奏史
参加料 (当日受付): 一般 2,000円、 本 NPO 会員 1,000 円
参加申し込み: メールにてapplication@hesodim.or.jp宛てに、平成 30 年 12 月 18 日(火)までにお願いします。なお、会場の都合で先着順にしますので、ご了承いただきたくお願い申し上げます。
【問い合わせ先】
特定非営利活動法人 圃場診断システム推進機構 事務局
info@hesodim.or.jp
TEL/FAX 029-851-3456