AI(人工知能)を農業分野で普及させるために、何が必要かを考えるために講習会を開催して、今回で第3回になりました。農業に関わる多くの生産者、指導者のみならず、農業に関連する研究者ですらAIを十分に理解し活用している人は少ないと思います。そこで、本講習会では、「AIに単に使われるだけの人はAIで失敗する」を掲げて、最新のAI技術を勉強するとともに、AIの活用上の課題などを、専門家にわかりやすく説明してもらい、AI開発者、利用者、普及従事者の方々と議論をしていきたいと考えています。この活動を通して、関係者の「AIリテラシーの向上」に少しでも貢献できたらと思っています。
このような思いから、第1回(2018.8.31)では、初級コース、中級コースと2回に分けて、専門家から講義をしていただきました。第2回(2019.3.1)では、本NPO会員から、現在取り組んでいる農業現場で活用するAI技術開発と実用化の取り組みを聞きながら、「AIとは何か?」、「AIのメリット、デメリットは?」など考えてきました。今回はドローン活用技術、認知科学の活用について勉強をしていきたいと思っています。参加ご希望の方は事務局にメールで参加申し込みをお願い致します。
第3回 AI(人工知能)講習会開催のお知らせ
―技術者・生産者・営業担当者・普及担当者の方々へ―
日時:2019年10月26日(土) 10:30~17:00
場所: 山形大学東京サテライトの5階509号室
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6 キャンパス・イノベーションセンター内
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/area/tokyo-s/
主催:特定非営利活動法人 圃場診断システム推進機構
プログラム:
10:30~10:40 開催趣旨説明 (本NPO法人 理事長 對馬誠也 )
第一部 「認知科学の活用と課題」
1)10:40~11:40 認知科学を活用した農業知識とAIリテラシー向上策の体験
講師 M-SAKUネットワークス代表 遠藤隆也
第二部 「ドローン活用技術の開発と普及上の課題」
1)13:00~14:00 ドローンセンシングを用いた水稲の各種診断技術の開発
講師 山形大学農学部教授 藤井 弘志
2)14:00~15:00 AI技術の普及上の課題(技術、人材、事業化、社会実装に関して)
講師 株式会社ViAR&E 代表取締役 市浦 茂
15:00~15:15 休憩
3)15:15~17:00 統合討論
司会:片平光彦(山形大学教授)、對馬誠也
パネラー 第一部・第二部講師、上島 仁氏(第1回講師、㈱システム企画研究所)
参加料 (当日受付):一般 4,000円、 本NPO会員 2,000円
参加申し込み先:メール application@hesodim.or.jp で宛てに
2019年10月24日(木)までにお願いします。
なお、会場の都合で先着順にしますのでご了承いただきたくお願い申し上げます。
問い合わせ先:特定非営利活動法人圃場診断システム推進機構事務局 info@hesodim.or.jp まで