第12回ヘソディム講習会(ヘソディム指導員3級認定試験付)の開催報告

2023年5月26日(金)に第12回ヘソディム講習会を開催しました。講義はzoomにて1コマ90分で2コマ行い、講義終了後に「ヘソディム指導員3級認定試験」を行いました。講義受講者は7名で受験者は4名でしたが、受験した4名はともに合格されました。「ヘソディム指導員3級」合格者は、前回の第11回ヘソディム講習会(2022年12月)時の3級認定試験合格者と合わせて19名となりました。

ヘソディムは従来の防除法とは異なる新しい土壌病害管理法です(解説参照)。このため、ヘソディムの普及では、提案時から『旧概念(従来の防除法)』の延長線上での取り組みでは失敗すると予想され、新概念を正しく理解した指導員の育成が急務でした。
ヘソディム指導員の育成に関しては、第一弾として、2017年~2022年に実施された農水省委託プロジェクトの中で「HeSoDiM-AIアプリマイスター」育成のための勉強会(15コマ)が開催され、24名がマイスターとして認定されました。しかし、プロジェクトの終了もあり、昨年当NPO法人で『ヘソディム指導員制度』を設けました。『圃場毎』の管理を推進するには全国に多くの指導員が必要であり、今後も講習会を継続して開催し育成を推進します。

なお、ヘソディム指導員、マイスターの方々に向けた「ヘソディム指導員交流サイト」を計画中で、日頃の勉強や情報交換に役立てられる環境を整えていく予定です。

解説)ヘソディムとは『健康診断に基づく土壌病害管理(HeSoDiM)』のことで、病気が出る前から圃場を診断して管理する、いわゆる一次予防重視の管理法です。従来の防除法(カレンダー防除。発生状況を調査し防除暦を作成して一斉に防除する、二次予防重視の防除法)と異なります。

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